伊豆へGO! 起雲閣1
宿をチェックアウトし、起雲閣へ。
まずは麒麟
室内は説明員の方もいらして、起雲閣の説明をしてくれました。
座敷は、床の間や付書院まわり、欄間など、豪華な装飾や際立った特徴のない簡素なつくりです。しかし、高くとられた天井や座敷の三方を取り囲む畳廊下、庭園の風景は、今では見ることの少なくなってきた贅沢な空間となっております。
畳廊下の窓ガラスは、当時の職人が一枚一枚流し込んで作った「大正ガラス」が残っており、その微妙なゆがみが美しささえ感じさせています。
玉姫・玉渓
「玉姫の間」に併設されたサンルームは、大きな窓とステンドグラスの天上、色鮮やかなタイルの床が特徴で、「アールデコ」のデザインを基調にしています。
サンルームの名のとおり、たくさんの日光を取り入れるために、天井とともに屋根もガラスで葺かれており、これらは鉄骨によって支えられています。
天井と高窓の間には、唐草模様が刻まれた石膏の装飾が施されています
天井やタイルの床、本当に素敵でした。
金剛
金剛では、暖炉上方のスペード、ハート、ダイヤ、クラブを象った模様をはじめ、草花の模様などが、洋館では大変珍しい螺鈿細工(らでんざいく)によって施されています。
ローマ風浴室
洋館「金剛」に併設されたローマ風浴室は、1989年の改築の際、多くの部分で現代の材料に改められてしまいましたが、ステンドグラスの窓やテラコッタ製の湯出口などは、…